裁決要旨 9その他

裁決要旨 9その他

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支部名
東京
裁決番号
令060017
裁決年月日
令和6年8月20日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、M&A仲介を目的とする業務(本件業務)から生じた所得は事業所得に該当する旨主張する。しかしながら、本件業務には、継続性・反復性があること、請求人の危険と計算による企画遂行性を有していること、物的設備を備えていること、請求人が精神的・肉体的労力を一定程度費やして行っていた活動であることが認められるものの、これらの活動に要する資金は、専ら請求人が会社役員として得た給与収入から調達されていること、各年分において毎年多額の経費が発生する一方で、収入は一切生じておらず、重要な考慮要素である相当程度の期間継続して安定した収益が得られる可能性が存したとはいえず、営利性・有償性があったとはいえないところ、これらの事情を踏まえ社会通念に照らして事業所得該当性を判断すると、本件業務に係る経済的活動は社会的客観性をもって事業と認められる実態を有するものではないから、本件業務から生じた所得は所得税法上の事業所得に該当せず、雑所得に該当する。(令6. 8.20 東裁(所)令6-17)

支部名
東京
裁決番号
令050096
裁決年月日
令和6年4月24日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、自らが代表取締役を務める法人(本件法人)の取引先から支払を受けた金員(本件金員)は、請求人が本件法人で従前どおり働くことを期待して支払われたものにすぎず、その支払の前後を通じてその内容に変化はないから、本件金員に係る所得は所得税法第34条《一時所得》第1項に規定する労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しないものに当たり、一時所得に該当する旨主張する。しかしながら、本件金員は、請求人が本件法人の代表取締役の地位にとどまって同社の職務を担い、本件法人と取引先との間の取引関係を従前どおり維持する義務を伴う契約上の地位に就いていることの見返りとして支払われたものと認めるのが相当であることから、本件金員に係る所得は同項に規定する労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しないものには当たらず、雑所得に該当する。(令6. 4.24 東裁(所)令5-96)

支部名
広島
裁決番号
令050012
裁決年月日
令和6年3月25日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、自身が営む飲食店及び茶道教室に係る業務(本件飲食業務等)は、所得税法上の事業に該当するから、本件飲食業務等から生じた所得は、事業所得に該当する旨主張する。しかしながら、本件飲食業務等は、店舗建物又は茶室という物的設備を有するとともに、営業資金を自己資金で賄うなど飲食店や茶道教室を行う上で請求人による自己の計算と危険による企画遂行性が認められ、また、一応の有償性、継続性及び反復性も認められ、さらに、請求人は一応の精神的・肉体的労力を費やしていたことがうかがわれるものの、収支改善に向けた具体的かつ現実的な計画やその実行もなかったことからすれば、事業としての営利性や相当程度の期間安定した収益が得られる可能性があったとは認められない。そして、請求人は、自身が取締役を務める法人からの不動産、配当及び給与収入を得ていたところ、これらの安定した収入により本件飲食業務等に多額の損失が生じても、請求人の生活には影響がなかったという事情を総合的に検討し、社会通念に照らして判断すると、本件飲食業務等は、所得税法第27条《事業所得》第1項に規定する「事業」に該当しない。そうすると、本件飲食業務等から生じる所得は、事業所得には該当せず、所得税法第35条《雑所得》第1項に規定する雑所得に該当する。(令6. 3.25 広裁(所)令5-12)

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支部名
関東信越
裁決番号
令050003
裁決年月日
令和5年9月19日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、建築用足場資材、クラシックカー及びLED照明管を賃貸する各業務(本件各賃貸業務)から生じた所得は事業所得に該当する旨主張する。しかしながら、LED照明管を賃貸する業務については営利性及び相当程度の期間継続して安定した収益を得られる可能性が認められるものの、建築用足場資材及びクラシックカーを賃貸する業務については初期投資額を回収することは困難であり、営利性及び相当程度の期間継続して安定した収益を得られる可能性は認められない。なお、本件各賃貸業務のいずれについても、有償性、継続性及び反復性を有するものとは認められるものの、企画及び遂行の大部分を他者に依存していることから、請求人が自己の危険と計算による企画遂行したものとは認められない。また、請求人は、本件各賃貸業務に係る業務内容の決定や賃貸資産の維持管理にほとんど関与しておらず、請求人が費やした精神的・肉体的労力の程度は低いというべきである。加えて、請求人は、本件各賃貸業務において特段の人的物的設備を有しておらず、特に借入れ等をせずに本件各賃貸業務に係る資金を賄っていたと認められ、さらに、法人役員を務めて役員報酬を得ており、本件各賃貸業務に係る収入を、生計を支える重要な収入として位置付けていたとは認め難いというべきである。これらの考慮要素に関する検討結果からすると、本件各賃貸業務から生じる所得は、いずれも事業所得に該当せず、雑所得に該当する。(令5. 9.19 関裁(所)令5-3)

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支部名
関東信越
裁決番号
令050004
裁決年月日
令和5年9月19日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、クラシックカー及びLED照明管を賃貸する各業務(本件各賃貸業務)から生じた所得は事業所得に該当する旨主張する。しかしながら、LED照明管を賃貸する業務については営利性及び相当程度の期間安定した収益を得られる可能性が認められるものの、クラシックカーを賃貸する業務については初期投資額を回収することは困難であり、営利性及び相当程度の期間安定した収益を得られる可能性は認められない。また、本件各賃貸業務のいずれについても、有償性、継続性及び反復性を有するものとは認められるものの、その企画及び遂行の大部分を他者に依存しており、請求人の自己の危険と計画による企画遂行性は認められないし、その業務内容の決定や賃貸資産の維持管理にほとんど関与しておらず、請求人が費やした精神的・肉体的労力の程度は低いというべきである。加えて、請求人は、特段の人的物的設備を有しておらず、特に借入れ等をせずに本件各賃貸業務に係る資金を賄っていたと認められ、さらに、法人役員を務めて役員報酬を得ており、本件各賃貸業務に係る収入を生計を支える重要な収入として位置付けていたとは認め難いというべきである。こうした考慮要素に関する検討結果からすると、本件各賃貸業務から生じる所得は、いずれも事業所得に該当せず、雑所得に該当する。(令5. 9.19 関裁(所)令5-4)

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支部名
大阪
裁決番号
令040061
裁決年月日
令和5年6月7日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、①外国の金融機関で取り扱われている3種類の金融商品の取引から生ずる為替差損益に係る所得は雑所得ではなく、これらの金融商品の取引を事業的規模で行っているから全て事業所得に該当し、②仮に事業所得に当たらないとしても、当該金融商品を構成するオプション取引のプレミアム又は当該オプション取引から生じる損益であるから一体として全て譲渡所得に該当する旨、及び③これらの金融商品の取引に係る所得の円換算に当たっては、為替手数料も考慮すべきであること等の理由から、取得時はTTSレート、売却時はTTBレートを用いるべきである旨主張する。しかしながら、これらの金融商品の性質は、預金にオプションが組み込まれた金融商品であり、為替レートの変動によって満期時の払戻しの通貨が変更されるものであるところ、為替レートは、多種多様な要因によって変動し、為替差損益は基本的に偶然の要因によって左右されるものであり、その他の事情を踏まえても、これらの金融商品の取引は、社会通念に照らし、「対価を得て継続的に行なう事業」であるとは認められないから事業所得には該当しないし、当該為替差損益に係る所得は、通貨の交換により生じるものであり資産の譲渡によるものとは認められないから譲渡所得にも該当せず、他の雑所得以外の所得のいずれにも該当しないことから、雑所得に該当する。また、円換算については、為替レートに用いるTTBレートとTTMレートとの差額又はTTSレートとTTMレートとの差額は、金融機関の手数料及びリスク手数料としての性質を有することなどからすると、金融機関の手数料等相当額を含まないTTMレートによって行うことは合理的である。(令5. 6. 7 大裁(所)令4-61)

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支部名
東京
裁決番号
令040086
裁決年月日
令和5年2月17日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、請求人が行う業務(本件業務)は投資の段階であること、本件業務の受注は営業活動や日々の技術力研さんなどに係る必要経費が糧になっていること、将来の独立開業、事業稼働を視野に入れて本件業務を行っていることなどから、本件業務は、所得税法第27条《事業所得》第1項に規定する「事業」に該当する旨主張する。しかしながら、請求人が本件業務により収入を得たのは1回のみであり、その収入金額も僅かであるから、本件業務の営利性は乏しく、反復継続して本件業務を行っていたとも認められない。さらに、請求人の本業は会社員であり、会社員としての勤務以外の時間に本件業務を行っていたとしてもその活動は限定的であると認められるから、本件業務は同項に規定する「事業」に該当しない。(令5. 2.17 東裁(所)令4-86)

支部名
名古屋
裁決番号
令040009
裁決年月日
令和5年2月9日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、亡き配偶者が生前その業務に関与していた会社(本件会社)との遺族補償金支給契約に基づき支払を受ける金員(本件補償金)について、①本件会社が本件補償金の支払総額を算定していること、②その支払を受ける権利は、配偶者の死亡を契機として生じる一度きりのものであること、③契約の有効期間の延長も確約されているものではないこと、④請求人は本件会社に役務の提供又は資産の譲渡をしておらず対価性がないことから、本件補償金に係る所得は一時所得である旨主張する。しかしながら、本件補償金は、本件会社が請求人に対して支払うべき総額が契約の締結時に確定し、それが単に分割払されるものではなく、請求人が死亡するか又は契約解除事由を生じさせるかなどしない限り、最長10年間にわたり、継続して受給権が毎月末日ごとに生じて支給されるものであり、実際、そのとおり支給されていたと認められる。したがって、本件補償金は、一時的・偶発的な性質を持つものとはいえないから、対価性の有無にかかわらず、雑所得に該当する。(令5. 2. 9 名裁(所)令4-9)

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支部名
大阪
裁決番号
令030028
裁決年月日
令和4年1月7日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、請求人が行う仮想通貨のマイニング(本件マイニング)に係る所得は、本件マイニングについて、①人的・物的設備を備え、②自己の危険と計算による企画遂行を行い、③精神的・肉体的労力を費やしていることなどから事業性が認められ、また、本件マイニングの開始に当たり、マイニングマシンを経営力向上設備等とする経営力向上計画について中小企業等経営強化法の認定を受けていることから、中小企業経営強化税制の目的に鑑みても、事業所得に該当する旨主張する。しかしながら、本件マイニングは、①マイニングマシンの購入代金の完済を停止条件として当該マイニングマシンの販売元の会社(N社)にマイニングの業務委託が行われ、②本件マイニングの収益において最も重要な仮想通貨の種別の選択権や市況環境を踏まえての停止や種別変更の判断も全てN社に委ねられ、請求人には異議を述べる権限もうかがわれないし、③請求人は本件マイニングに係る損失も負担せず、その運営経費の内容・金額についても不知であることからすると、請求人が行う本件マイニングは、請求人がマイニングマシンの取得費用の限度で危険を負担してN社が主体となって行う本件マイニングから生じる利益の分配を受けるというものに等しく、その経済的実質はN社が行うマイニングへの投資に等しいといえるから、客観的、実質的にみて、請求人の計算と危険において独立して営まれる業務であるとはいえない。また、中小企業等経営強化法における経営力向上計画の認定を受けただけでは、租税特別措置法第10条の5の3《特定中小事業者が特定経営力向上設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除》第1項に規定する特定経営力向上設備等を「事業の用に供した」ことを充足することにはならない。以上のことを踏まえると、本件マイニングに係る所得は事業所得ではなく雑所得に該当する。(令4. 1. 7 大裁(所)令3-28)

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支部名
関東信越
裁決番号
令010002
裁決年月日
令和元年7月23日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、請求人が行う貴金属商品の製作販売等(本件製作販売等)から生じる所得は事業所得に該当する旨主張する。しかしながら、本件製作販売等は、①著しく経済的合理性に欠け、その営利性が乏しいこと、②企画遂行性が希薄であり、相当程度の期間安定した収益を得られる可能性も極めて低いこと、③請求人が相当な労力を費やしたとは認められないこと、④社会通念上事業といい得るような規模や態様の人的及び物的設備を備えていないこと、⑤請求人の生活の資が、本件製作販売等から生じた所得によるものでないことなどの事情を総合的に考慮し、社会通念に照らして判断すると、本件製作販売等が、自己の計算と危険において独立して営まれ、営利性、有償性を有し、かつ反復継続して遂行する意思と社会的地位とが客観的に認められる業務と認めることはできないから、本件製作販売等から生じた所得は、事業所得には該当しない。そして、本件製作販売等から生じた所得は、利子所得、配当所得、不動産所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得及び一時所得のいずれにも該当しないことから、雑所得に該当する。(令元. 7.23 関裁(所)令元-2)

支部名
東京
裁決番号
平300112
裁決年月日
平成31年3月12日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、請求人が代表取締役に就任した法人(本件法人)から低額で譲り受けた債権(本件債権)は、回収を前提とせずに譲り受けたものであるところ、偶然にも本件法人に所得が発生したことから、本件債権を全額回収したことよる利益(本件利益)が発生したにすぎないとして、本件利益に係る所得は、所得税法上の一時所得に該当する旨主張する。しかしながら、請求人が本件債権を取得した経緯及び本件債権の回収に至るまでの事実関係からすれば、請求人の本件債権の取得行為は、本件債権の譲受価額を上回る金額の回収を見込んで行われたとみるのが合理的であり、本件利益が偶発的に生じたものであるとは認められない。したがって、本件利益に係る所得は、所得税法第34条《一時所得》第1項に規定する「営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得で労務その他の役務又は資産の譲渡としての対価としての性質を有しないもの」には該当せず、雑所得に該当する。(平31. 3.12 東裁(所)平30-112)

支部名
大阪
裁決番号
平300047
裁決年月日
平成31年1月28日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、株券貸借取引(本件貸株取引)により、株式を証券会社(本件証券会社)に貸し出し、本件証券会社から、当該株式の発行会社が配当した剰余金に代えて受け取ったこれに相当する額の金員(本件金員)については、請求人の雑所得ではなく配当所得に該当する旨主張する。しかしながら、本件貸株取引に係る本件証券会社と取り交わした契約の定めでは、①貸借料について配当金相当額を受け取る方法と、②権利確定日前に一旦株式の返還を受けて剰余金の配当を受け取る方法とを選択することができ、請求人は後者②に基づき本件金員の支払を受けたものと認められず、当該株式の発行会社から受け取る剰余金の配当に係る所得ではないから、本件金員は所得税法第24条《配当所得》第1項に規定する配当所得には該当せず、所得税法第35条《雑所得》に規定する雑所得に該当する。(平31. 1.28 大裁(所)平30-47)

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支部名
広島
裁決番号
平290023
裁決年月日
平成30年5月15日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、フランス共和国(フランス)の社会保険制度に基づいて受給した年金(本件各フランス年金)について、本件各フランス年金のうち、管理職員向けの年金制度は、ある地位以上の者のみが加入し受給できるなど、日本では創設できないような制度であるから、所得税法第35条《雑所得》第3項に規定する公的年金等に該当しない旨主張する。しかしながら、本件各フランス年金に係る年金制度は、いずれも民間の被用者を対象とし、法律でその加入が義務付けられ、賦課方式による財政運営を基礎とする退職年金であるという点において、所得税法第31条《退職手当等とみなす一時金》第1号に規定する厚生年金保険法の規定による社会保険又は共済に関する制度に類するものと評価することができる。したがって、本件各フランス年金は、所得税法施行令第72条《退職金とみなす一時金》第3項第8号に規定する外国の法令又は共済に基づく制度で、所得税法第31条《退職手当等とみなす一時金》第1号に規定する法律の規定による社会保険又は共済の制度に類するものに基づいて支給される年金と認められるから、所得税法第35条第3項第3号に掲げる年金として、公的年金等に該当する。(平30. 5.15 広裁(所・諸)平29-23)

支部名
名古屋
裁決番号
平290005
裁決年月日
平成29年10月6日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
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裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、①平成24年分ないし平成26年分(本件各年中)においてライブハウスなどでの歌唱及び請求人の歌唱を収録したCDの販売(本件行為)に係る収入を超える給与収入を得たのは請求人の意思ではなく、請求人は本件行為に専念したいと考えていたこと、②請求人が歌手であると考える者が少なくないこと、③本件行為によって安定した収益を得ることができる状況でないことは事実であるが、一般論として、個人事業者が安定した収益を得ることは難しいことなどからすれば、本件行為から生ずる所得は、事業所得に該当する旨主張する。しかしながら、事業所得に該当するか否かは、主観的な要素又は、一般論をもって判断するのではなく、本件行為は、営利性及び有償性並びに反復継続性をいずれも有しているものの、他方で、本件行為から相当程度の期間継続して安定した収入を得られる可能性は低かったこと、本件行為には自己の危険と計算においてする企画遂行性を有していたとはいえないこと、本件行為に費やした精神的及び肉体的労力の程度は限定的であったこと、本件行為のための人的設備を有していなかったこと、本件各年中において、請求人は、株式会社A(本件会社)の役員の地位にあり、本件会社などからの給与収入及び本件会社からの配当収入を得て、生活の資とするとともに本件行為のための資金としており、歌手としての社会的地位が確立されていたとはいい難いことなどの事情を総合的に考慮し、社会通念により判断すると、本件行為から生ずる所得は事業所得に該当せず、雑所得に該当する。(平29.10.6 名裁(所)平29-5)

支部名
名古屋
裁決番号
平280032
裁決年月日
平成29年6月13日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
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要旨

○ 請求人は、死亡した妻(妻)の共済契約(本件契約)に基づき支払を受けた年金(本件年金)について、本件契約に係る掛金(本件掛金)は、請求人名義の貯金口座(本件支払口座)からの口座振替の方法により支払われていたものの、妻が、本件掛金に相当する金額を本件支払口座に現金で入金していたこと及び本件掛金について年末調整の際に生命保険料控除を適用していたことから、本件掛金を負担したのは妻であり、本件年金は相続税法第3条《相続又は遺贈により取得したものとみなす場合》第1項第1号により相続財産とみなされる旨主張する。しかしながら、預貯金等口座等からの振替によって保険料が支払われている場合、特段の事情がない限り、その保険料等の実質上の負担者は請求人であると解されるところ、本件掛金は、当初から本件支払口座からの口座振替の方法により支払われていたと認められ、さらに、①妻が、本件掛金を負担する資力があったこと及び本件掛金について給与所得者の保険料控除申告書を提出していた年分があったことは、いずれも直ちに本件掛金の実質上の負担者が妻であることを示すものではないこと、②本件支払口座の入出金履歴等から、妻が請求人に対し一定額の現金を交付していたことを的確に裏付ける客観的な証拠は確認できないこと、③仮に妻が請求人に対し一定額の現金を交付するなどしていたとしても、それを家族の一員として家計の一部を負担する目的で支出した現金でなく、厳密に妻を契約者とする共済契約の掛金の支払に充てる現金であるとみるべき根拠は薄弱であることから、特段の事情を認定することはできない。したがって、本件掛金の実質上の負担者は、請求人である。(平29. 6.13 名裁(所)平28-32)

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支部名
東京
裁決番号
平270061
裁決年月日
平成27年11月18日
裁決結果
一部取消し
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人らは、和解により取得した金員(本件和解金)のうち預入元本部分を超過する金額は、外国金融機関にとって請求人らに本来支払義務のない金銭であるから、当該金額は「法人から贈与された金品」としての性質を有するものであり、一時所得に該当する旨主張する。しかしながら、本件和解金は、請求人ら及びその親族が資産運用を委託した外国金融機関に預託した資産が棄損され、その回復ないし賠償が問題となった紛争の和解において、相手方に運用元利金として約束されていたという額に満つるまでの範囲において授受されたものであり、実損害及び得べかりし利益の賠償に相当する損害賠償金に属する性質の金員として授受したものとみるのが相当であって、これに反する特段の事情はない。そうすると、本件和解金のうち所得税法第9条《非課税所得》第1項第17号に規定する非課税部分を超える額は、営利を目的とする継続的な資産運用における得べかりし利益の補填に相当するものであり、営利を目的とする継続的行為から生じた経済的利得であって、所得税法第34条《一時所得》第1項に規定する「営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得」に該当せず、同法第35条《雑所得》の雑所得に該当する。(平27.11.18 東裁(所)平27-61)

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支部名
東京
裁決番号
平270031
裁決年月日
平成27年9月11日
裁決結果
一部取消し
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、和解により取得した金員(本件和解金)は、一時的・偶発的に生じたものであり、一時所得に該当する旨主張する。しかしながら、本件和解金は、請求人及びその親族が資産運用を委託した外国金融機関に預託した資産が棄損され、その回復ないし賠償が問題となった紛争の和解において、相手方に運用元利金として約束されていたという額に満つるまでの範囲において授受されたものであり、実損害及び得べかりし利益の賠償に相当する損害賠償金に属する性質の金員として授受したものとみるのが相当であって、これに反する特段の事情はない。そうすると、本件和解金のうち所得税法第9条《非課税所得》第1項第17号に規定する非課税部分を超える額は、営利を目的とする継続的な資産運用における得べかりし利益の補てんに相当するものであり、営利を目的とする継続的行為から生じた経済的利得であって、所得税法第34条《一時所得》第1項に規定する「営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得」に該当せず、同法第35条《雑所得》の雑所得に該当する。 (平27. 9.11 東裁(所)平27-31)

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支部名
東京
裁決番号
平250093
裁決年月日
平成26年3月6日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、請求人が購入した外国の商品ファンド(本件ファンド)は運用対象に株式を含む外国の商品ファンドであり、また、証券会社で販売している商品と同一のものであるから、本件ファンドの中途解約により受領した解約金(本件金員)に係る所得については当該商品の場合と同様に株式等に係る譲渡所得等に該当する旨主張する。確かに、本件ファンドの運用財産には、株式が含まれているものの、本件ファンドは、匿名組合契約として設定されたものであり、本件ファンドに係る商品投資受益権は、租税特別措置法第37条の10《株式等に係る譲渡所得等の課税の特例》第2項第1号ないし第6号に掲げる株式等のいずれにも該当せず、また、証券会社で販売している商品と本件ファンドでは設定形態が異なるものと認められ、課税上の取扱いも異なるから、請求人の主張には理由がない。(平26. 3. 6 東裁(所)平25-93)

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支部名
金沢
裁決番号
平250003
裁決年月日
平成25年7月26日
裁決結果
一部取消し
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、外国籍の会社が発行した金融商品(本件商品)に係る換金手続(本件取引)は、投資信託の解約であるから株式等に係る譲渡所得に該当する旨主張し、また、仮に、本件商品が社債に当たるとしても、本件取引は社債の譲渡であるから、租税特別措置法(平成22年法律第6号による改正前のもの)第37条の15《公社債等の譲渡等による所得の課税の特例》第1項の規定により非課税となる旨主張する。しかしながら、本件商品の目論見書(本件目論見書)によれば、本件商品は社債と認められ、また、本件取引は、本件目論見書に記載された社債の「redemption」と認められるところ、本件目論見書において「redemption」とは、社債の償還の意味で使用されているものと解されること、本件において「redemption」を償還以外の意味で使用していることをうかがわせる証拠も存在しないことなどから、本件取引である「redemption」は社債の償還と認めるのが相当である。したがって、本件取引により生じた所得は、雑所得に該当する。(平25. 7.26 金裁(所)平25-3)

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支部名
東京
裁決番号
平240238
裁決年月日
平成25年6月19日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集№91

要旨

○ 請求人は、保有する社債(本件社債)の換金手続(redemption)に係る請求人の申込みに基づく取引(本件取引)は、満期償還に伴う償還手続に従ってされたものではなく、請求人が、当該社債の発行会社のホームページに公表されている買入価格を基に売却の意思決定を行い、その旨の請求人の申出に同社が同意して行われたものであるとみることができるから、本件取引は、同社による社債の任意買入れにほかならず、租税特別措置法(平成22年法律第6号による改正前のもの)第37条の15《公社債等の譲渡等による所得の課税の特例》第1項第1号の社債の譲渡に当たる旨主張する。しかしながら、本件取引は、本件社債の目論見書(本件目論見書)の定めに基づいて行われた社債の「redemption」であると認められるところ、本件目論見書の定めから、本件取引である「redemption」は社債の償還と認めるのが相当であり、また、本件目論見書には、社債保有者による譲渡に当たる場合を想定していたと認められる記載があるものの、本件取引がこの場合における取引ではないことが明らかであるから、社債の譲渡には当たらない。(平25. 6.19 東裁(所)平24-238)

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支部名
東京
裁決番号
平240137ほか 2件
裁決年月日
平成25年1月11日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、法人との間で締結した嘱託契約に基づき受領した金員(本件金員)について、①当該契約を締結したことにより、法人と請求人との間には、雇用契約と同視できる関係が存在するといえること、また、②仮に請求人が嘱託契約に定める職務を実行しなかったとしても、請求人は、当該契約に基づいて法人に従属する関係にあるといえることから、本件金員は給与等としての性格を有する旨主張する。しかしながら、本件金員は、嘱託契約に定められた請求人の法人に対する役務の提供の有無及び頻度等に関わらず、当該契約に基づき、所定の日に継続して支払われてきたものであって、その支払者である法人に対し、請求人が何らかの空間的、時間的な拘束の下に、継続的ないし断続的に労務又は役務の提供をしたことの対価として支給されたものではないことが明らかである。また、請求人の上記①及び②の主張のように、労務又は役務の提供の有無及び程度等に関わらず、雇用契約又はこれに類する契約を締結した事実のみをもって、これらの契約に基づいて支払われる金員の性格を給与所得と判定することはできない。そして、本件金員は、所得税法第23条《利子所得》ないし同法第34条《一時所得》のいずれにも当たらないから、雑所得に該当する。(平25. 1.11 東裁(所)平24-137)

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支部名
東京
裁決番号
平240028
裁決年月日
平成24年7月31日
裁決結果
一部取消し
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 原処分庁は、請求人がリミテッド・パートナーシップ契約(LPS契約といい、当該契約によって組成される仕組みをLPSという。)を締結し、当該各LPSから分配を受けた各事業運営収益金(本件各LPS収益金)は、請求人が各LPSの出資者としての地位に基づいて分配を受ける剰余金であり、本件各LPS収益金に係る所得は、配当所得に該当する旨主張し、請求人は、各LPSは我が国の民法上の組合に相当する団体とみるべきであり、各LPSが行う不動産賃貸業に係る損益は、各LPSの各構成員に帰属すべきものであるから、請求人の持分に対応する部分は請求人の不動産所得に該当する旨主張する。しかしながら、各LPS契約によれば、各LPSの各リミテッド・パートナーである請求人は、毎年定期的に事業運営収益金の中から分配を受けられるものとされ、しかも一定の期間は、毎年所定の額の分配を受けられるものとされていることなどから、本件各LPS収益金に係る所得は、各LPS契約に基づく継続的、固定的な利得としての性質が強い。また、各LPS契約によれば、各LPSの各賃貸物件(本件各物件)を賃借人に対して賃貸しているのは各LPSであるというべきであって、請求人が、自ら、又は各LPSを自らの代理人として、主体的に本件各物件を賃借人に対して賃貸し、それによる収益の稼得や費用の負担を行っているということはできない。以上によれば、本件各LPS収益金に係る所得は、配当所得及び不動産所得のいずれにも該当しないというべきであり、また、利子所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得及び一時所得のいずれにも該当しないことが明らかであることから、所得税法第35条《雑所得》第1項に規定する雑所得に該当する。(平24. 7.31 東裁(所)平24-28)

支部名
東京
裁決番号
平240016
裁決年月日
平成24年7月11日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、所得税法が暦年を課税期間とすることから、一暦年中に支払われた確定年金に代えて支払われる各一時金(本件各係争金員)はいわば分割前渡一時金と評価すべきものであり、所得税基本通達35−3《年金に代えて支払われる一時金》(本件通達)に定める「将来の年金給付の総額に代えて支払われる」ものに当たるから、一時所得である旨主張する。しかしながら、本件通達の目的等に照らすと、本件通達に定める「将来の年金給付の総額に代えて支払われる」一時金とは、当該一時金の支払により年金を給付する原因となる契約(年金特約)が消滅し、当該一時金の支払後の年金給付がない場合をいうものと解すべきであるところ、請求人は、本件各係争金員の受領と並行して、年金特約に基づく年金、すなわち順次減額された年金月額の支払を受け続けていたのであるから、本件各係争金員の各支払を受けた時点では年金特約が消滅していないことは明らかである。また、本件各係争金員は、請求人が関係法人の資金繰りが必要になる都度、その必要な資金の額に応じて年金の年金月額の現価の支払請求をしたことに起因して受領したものであり、あらかじめ決められた金額が分割して支払われたというものではないから、そもそも分割前渡一時金と評価する余地はない。したがって、本件各係争金員は、本件通達の定める「将来の年金給付の総額に代えて支払われる」一時金に当たらないから、一時所得には該当しない。そして、本件各係争金員は、本件年金の受給開始日後に年金の支払に代えて支払われた一時金であり、しかも、それらの金額はその支払時から年金特約の期間満了時までに支払われるべき年金の額を予定利率で割引計算して算出されたものであり、年金を繰り上げて受給したというべき性質のものであるから、雑所得に該当する。(平24. 7.11 東裁(所)平24-16)

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支部名
東京
裁決番号
平240002
裁決年月日
平成24年7月2日
裁決結果
一部取消し
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集№88

要旨

○ 請求人は、リミテッド・パートナーシップ契約(LPS契約といい、当該契約によって組成される仕組みをLPSという。)を締結し、当該LPSからの収益金(本件LPS収益金)に係る所得は不動産所得に該当する旨主張する。しかしながら、本件LPS収益金は、請求人が、各LPS契約における分配額保証条項に基づいて、毎年所定の額の分配を受けているものであり、請求人が、自ら、又は各LPSないしオーナーLPSを自らの代理人として、主体的に本件各物件を賃借人に対して賃貸し、それによる収益の稼得や費用の負担を行っているということはできない。そうすると、本件LPS収益金に係る所得は、請求人が、不動産所得を生ずべき業務(不動産等の貸付業務)の遂行により、あるいはそれに伴い得た所得とはいえないから、不動産所得には該当せず、また、本件LPS収益金は、LPS契約における分配額保証条項に基づいて分配を受けているものであるから、本件LPS収益金に係る所得は、利子所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得及び一時所得のいずれにも該当しないことが明らかである。したがって、本件LPS収益金に係る所得は、雑所得に該当する。(平24. 7. 2 東裁(所)平24-2)

支部名
大阪
裁決番号
平230063
裁決年月日
平成24年6月22日
裁決結果
一部取消し
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
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要旨

○ 請求人は、請求人名義の預金口座に入金された金員(本件金員)は請求人の子の私設ファンクラブへの貸付金及びチケット購入費用などの立替金の返済を受けたものであり、請求人の所得を構成するものではない旨主張する。しかしながら、本件金員を移動したことは請求人が当該私設ファンクラブの資金を正当な権利なく利得したものであると認められることから、請求人の雑所得の総収入金額に該当するとして行われた原処分は相当である。(平24. 6.22 大裁(所)平23-63)

支部名
東京
裁決番号
平230201
裁決年月日
平成24年4月6日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
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要旨

○ 請求人は、勤務していた財団法人の職務に基づく発明について、申請者を当該法人とする特許権設定の登録を行い、その後、当該法人に対し当該発明に基づく対価の請求をしたことから、当該法人との間で覚書が交わされ、当該発明に係る対価を受領することとなった。請求人は、これにより請求人が「特許を受ける権利の譲渡」の対価の残部として受領する平成21年1月1日以降の当該発明の実施使用料収入の9.3%に相当する額の金員は、覚書に記載のとおり「特許を受ける権利の譲渡」の対価であり、譲渡所得に該当する旨主張する。しかし、当該金員は、請求人が当該法人に対して当該権利を承継(移転)した対価であり、かつ、その承継後に、当該法人が受領した実施使用料収入を基に算定されたものであることからすると、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得及び一時所得のいずれにも該当しない。そして、当該金員は、当該権利の承継時にその額が確定していたものではないから、当該権利が当該法人に承継する機会に実現した所得でないことは明らかであり、譲渡所得に該当せず、雑所得に該当する。(平24. 4. 6 東裁(所)平23-201)

支部名
東京
裁決番号
平230190
裁決年月日
平成24年3月23日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
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要旨

○ 請求人は、請求人名義の普通預金口座に入金した知人が振り出した預金小切手6通に係る金員(本件金員)について、当該知人の資産運用の目的で一時的に預かったものであるから、請求人の所得ではない旨主張する。しかしながら、当該知人は、これまで大変世話になった請求人に、お礼の意味を込めて何かの役に立ててもらいたいという趣旨で、奉納金として金員を寄附した旨申述しており、この内容は、当該知人の日記帳の写しの記載内容と整合するものであることのほか、当該知人と請求人との間柄や、後に当該知人が上記の申述内容を否定する答述等をするものの、これらが信用できるとはいえないことなど、これらの諸事情を総合すれば、本件金員は、請求人が当該知人から一時的に預かったものではなく、当該知人が請求人への感謝の気持ちを表す趣旨で使途を定めずに請求人に対して交付したものであり、請求人の当該知人に対する従前及び将来の行為等に対応、又は関連して給付された、対価としての性質を有するものであるから、雑所得に該当する。(平24. 3.23 東裁(所)平23-190)

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支部名
大阪
裁決番号
平230010
裁決年月日
平成23年9月22日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集№84

要旨

○ 請求人は、F社に対し、在職中の職務発明について特許を受ける権利をF社に承継させたことにつき、特許法第35条《職務発明》第3項の規定に基づき、相当の対価の支払を求めて提起した訴訟において成立した訴訟上の本件和解によって得た本件和解金について、特許を受ける権利等の承継の対価として同項の規定により取得した相当の対価の支払を受ける権利を実現させたもの、あるいは相当の対価の支払を受ける権利を請求人から離脱させる対価として受け取ったもので、特許を受ける権利等の譲渡の対価であり、譲渡所得に当たる旨主張する。しかしながら、特許を受ける権利が使用者等に承継された後に使用者等から支払われる対価は、雑所得に該当すると解されるところ、本件和解金は、職務発明に係る特許を受ける権利をF社に承継させたことについての対価の性格を有するものであるが、F社の発明考案取扱規定に基づき当該権利の承継後にF社において当該職務発明の実施の実績等を考慮してその額を算定して支払うこととされている実績報償金について、請求人がその額を争ったため、本件和解において、請求人の職務発明の対価の不足分としてその額を最終的に確定したものであって、本件和解金に係る収入は、本件和解の時点において所得の実現があったものとみるのが相当であり、当該収入の原因となる権利は本件和解のときに確定したものというべきであるから、本件和解金に係る所得は、雑所得に該当するものというべきである。(平23. 9.22 大裁(所)平23-10)

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支部名
東京
裁決番号
平210152
裁決年月日
平成22年5月10日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
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要旨

○ 請求人は、米国におけるリミテッド・パートナーシップ契約により構成された仕組み(以下「本件LPS」という。)のゼネラル・パートナー(以下「本件GP」という。)から権利金として支払われた金員(以下「本件権利金」という。)は、請求人から本件GPへの請求人の本件LPSの持分、すなわち不動産の譲渡に係る申込金として支払われたものであるから、譲渡所得に該当すると主張する。しかしながら、譲渡所得の本質は、保有資産の価値の増加益であり、経済的価値のある資産が所有者の支配を離れて他に移転するのを機会に、その保有期間中の増加益に相当する所得の実現があったものとしてこれを清算して課税する趣旨のものであると解されるところ、本件権利金は、一定の条件下で請求人の本件LPSに係る持分のすべてを購入する権利を本件GPに付与することとし、当該権利の設定の対価として契約上請求人に認められたものであり、資産価値の増加による所得ではないから譲渡所得には該当しない。また、本件権利金を受領したことによる所得は、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得及び一時所得のいずれにも該当しないことから、雑所得に該当することとなる。(平22. 5.10 東裁(所)平21-152)

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支部名
仙台
裁決番号
平200003
裁決年月日
平成20年10月30日
裁決結果
一部取消し
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集No.76・136ページ

要旨

○ 請求人は、民法上の組合を通じて取得した新株予約権の行使による経済的利益は、請求人の投資による一時的かつ偶発的な所得であり、労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しないことから、一時所得に該当する旨主張する。しかしながら、新株予約権を有利発行した法人は、その新株予約権の発行に当たり、事業拡大等のための資金調達のほか、投資家による新規事業への支援や長期安定株主の確保も計画し、これらの確実な実現を図るために本件組合を引受先とし、また、本件組合の出資者の投資リスク等も考慮して有利発行したものと認められることから、当該経済的利益は出資の対価としての性質を有しているといえる。したがって、当該経済的利益は、対価性が認められることから一時所得には当たらないことになり、また、請求人は、当該法人の役員等でもないことから給与所得にも当たらず、営利を目的とする継続的行為から生じた所得ではないから事業所得にも当たらず、さらには利子、配当、不動産、退職、山林及び譲渡所得のいずれにも当たらないので、雑所得となる。(平20.10.30 仙裁(所)平20-3)

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支部名
東京
裁決番号
平190154
裁決年月日
平成20年4月4日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
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要旨

○ 請求人は、同人の所得を事業所得ではなく雑所得とした原処分に対し、雑所得として認定していることの構成要件が明確ではなく、また、請求人の業務は事業としての社会的客観性が認められないとする具体的な根拠が明らかでない旨主張する。しかしながら、請求人の業務は、金銭的な利益を得る目的で継続して行っていたものではあるが、利子、配当、不動産、給与、退職、山林及び譲渡の各所得のいずれにも該当しないのは明らかであるところ、現金を振り込む可能性のある者が登載された名簿に載っている者に対して電話を架け、架空のAの購入代金、登録抹消料等の名目で、現金を振り込ませるものであり、不特定多数の者に対し、実体の伴わない役務の提供を持ち掛けた上、あらかじめ用意した請求人の実名と異なる名義の預金口座に金員を振り込ませる方法により、利益を得ているものであるから、所得税法上の対価を得て行う経済活動とも該当せず、さらに、営利を目的とした継続的行為であり一時所得にも該当しない。したがって、請求人の業務に係る所得は雑所得とするのが相当である。(平20. 4. 4 東裁(所)平19-154)

支部名
大阪
裁決番号
平190001
裁決年月日
平成19年7月5日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
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要旨

○ 請求人は、A年金基金(以下「本件基金」という。)から支給された金員(以下「本件金員」という。)の一部は退職金債権を年金方式として受け取っているものであり、退職金債権の回収額に相当する金額は公的年金等には該当しない旨主張する。 しかしながら、請求人は、本件金員を年金方式で受領する方法を選択し、年金受給権を取得したのであって、退職金債権を取得したものではない。そして、本件金員は、確定給付企業年金法に基づいて定められている本件基金規約により、本件基金から老齢給付金として、支払われていると認められることから、本件金員を所得税法第35条第3項に規定する公的年金等に当たるとした原処分は相当である。 なお、拠出された掛金のうちに請求人が負担した金額はないので、本件金員の額から請求人が負担した金額として控除できる額はない。(平19. 7. 5 大裁(所)平19-1)

支部名
東京
裁決番号
平150192
裁決年月日
平成16年2月26日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
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要旨

○ 請求人は、業務契約に基づき販売・マーケティングの代理人として役務の提供をしていた外国法人から付与されたストック・オプションの行使に係る経済的利益は、一時性・偶発性を有するから一時所得に該当する旨主張する。しかしながら、当該経済的利益は、販売・マーケティングの代理人として一定期間役務を提供したことに基づいて得られた経済的利益であるということができるから、労務その他の役務の対価としての性質を有する所得と認められ、したがって、一時所得には該当しない。また、当該経済的利益は、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得及び譲渡所得のいずれにも該当しないから、雑所得に該当する。(平16.2.26東裁(所)平15-192)

支部名
東京
裁決番号
平130249
裁決年月日
平成14年5月27日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
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要旨

○ 請求人は、同人が居住用不動産の購入に当たりその購入のための資金に充てた借入金に係る利息に充てるために売主から受けた金員につき、売買代金の値引きであるから課税の対象とならない旨主張する。しかしながら、当該金員に係る合意は売買契約とは別個の契約として成立しており、当該金員が請求人に支払われていることから、当該金員は、値引きとは認められず、臨時的、偶発的な所得とは認められないから、雑所得に該当する。(平14. 5.27東裁(所)平13-249)

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支部名
大阪
裁決番号
平130067
裁決年月日
平成14年3月27日
裁決結果
全部取消し
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
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要旨

○ 原処分庁は、会社間の金銭の授受に関連して、会社代表者(請求人)が受領した金員を、請求人個人の株式取得資金等に運用していることから、所得税法35条の雑所得に当たる旨主張するが、請求人は、上記金員について、個人間の金銭消費貸借契約に基づく返済金であると主張し、領収証と借用証書等を証拠として提出した。本件について、上記領収証等の借主の署名、押印が同人のものであり、領収証等の作成経緯についても、一応合理的な説明をしている上、領収証と借用証書に記載された金額が、対応していることが認められる。また、領収証等の作成当時は、請求人は関係会社から仮払金名目で少なくとも3億円余の金員を受領しており、上記領収証等の記載総額4億円の貸付資金も有していたと推認されること、当事者は不動産売買業のパートナーであり、請求人が事業資金として4億円を超える多額の貸付けをしても不自然ではない関係にあったと認められることなどを総合すると、領収証等が請求人及び借主の意思に基づかずに作成されたとか、その内容が虚偽であるということはできない。そうすると、本件金員については、借主から請求人に対する借入金の返済と認められ、請求人に雑所得の発生はないと解するのが相当である。(平14. 3.27大裁(所)平13-67)

支部名
札幌
裁決番号
平130003
裁決年月日
平成13年10月22日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 勤務医である請求人は、請求人が営む本件ダンス教室に係る所得について、雑所得ではなく事業所得に該当するから、他の所得との損益通算は認められるべきである旨主張する。しかしながら、本件ダンス教室は自己の危険と計算において独立的に営んでいるとともに、有償性及び継続性を有し、精神的、肉体的労力を費やし、かつ、人的要素のほか物的設備についても相当のものが備わっているものと認められるものの、営利性に欠け、開設時から当該年分に至るまでの相当の期間、連続して欠損が続いており、その欠損を給与収入で充てていることから、安定した収益を得るに至っていないと認められ、営利を目的とする事業とは認められない。したがって、医師として給与収入を得る傍ら、副次的に営んでいると認められるから、本件ダンス教室に係る所得は、雑所得に該当し損益通算は認められないとした原処分は相当である。(平13.10.22札裁(所)平13-3)

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支部名
福岡
裁決番号
平080023
裁決年月日
平成9年6月24日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集No53・193ページ

要旨

○ 請求人は、退職手当金の一部を一時金で受給せず、従前の勤務先が営む年金制度の原資に振り替えて受給する本件年金のうち、原資部分の金額については、退職手当金の一部を単に振り替えたものにすぎず、従前の勤務先に預託するという形で運営される本件年金制度のようなものに基づく年金は、所法第35条第3項第2号に規定する「過去の勤務に基づき使用者であった者から支給される年金」には該当しないから退職所得に該当する旨主張する。しかしながら、本件年金の原資の額は、退職時に一時に受給したものではないので、所法第30条に規定する退職手当等の収入金額に該当せず、本件年金は、退職手当金相当額の一部を原資として、請求人の従前の勤務先の退職積立年金規程に基づいて支給されるものであるから、所法第35条第3項第2号に規定する「過去の勤務に基づき使用者であった者から支給される年金」であり、同条第2項に規定する公的年金等に該当する。(平 9. 6.24福裁(所)平 8-23) 裁決事例集No53・193ページ

支部名
東京
裁決番号
平080001
裁決年月日
平成8年7月1日
裁決結果
棄却
争点番号
201501019
争点
15雑所得/1所得の区分/1雑所得と認めた事例/9その他
事例集登載頁
裁決事例集には登載しておりません

要旨

○ 請求人は、譲渡した多数の絵画の取得目的は、請求人が代表取締役を務める同族法人と共同で美術館を開設することを前提としていたものであり、かつ、その売却目的は、開設予定の美術館のコレクションのテーマ変更等のための買換えであって、いずれも営利を目的としたものではないから、その譲渡に係る所得は譲渡所得である旨主張する。しかしながら、請求人は財団法人を設立して美術館を開設するために絵画を売買したと認められず、営利を目的として継続的に絵画を譲渡したと認めるのが相当であり、当該所得は譲渡所得に該当しない。さらに、請求人の人的・物的設備、労力の程度から判断すると、当該所得は事業所得にも該当せず、雑所得に該当する。(平 8. 7. 1東裁(所)平 8-1)

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